田中 一嘉 (Kazuyoshi Tanaka)

 1953年、東京生まれ。桐朋学園大学音楽学部卒業。指揮を故斎藤秀雄、小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明の各氏に師事。コントラバスを江口朝彦、堤俊作の両氏に師事する。

在学中より同大オーケストラ定期演奏会、オペラ公演等を指揮し、故斎藤秀雄、森正、秋山和慶の各氏及びブローダス・アール氏、河里予俊達氏、フランコ・フェラーラ氏らの指導を受ける。学外では、日本オペラ協会、長門美保歌劇団、東京アカデミー合唱団指揮者として、数多くのオペラ、合唱曲、特に宗教音楽分野での実績を積む。76年、大学在学中に第4回民音指揮者コンクール(現東京国際音楽コンクール)入選。奨励賞受賞。

卒業後、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団指揮者。群馬交響楽団指揮者を歴任。これまでに、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、九州交響楽団、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉、オーケストラ・アンサンブル金沢等、日本の主要オーケストラを指揮する。

92年にはヤナーチェク春の音楽祭(チェコ・オストラヴァ)にてヨーロッパデビュー。95年にはカルロビ・ヴァリ交響楽団を指揮。00年ドイツ・ロットヴァイル夏の音楽祭。01年ベルリン日本週間での公演。03年ウィーン・ムジークフェラインザールでの日墺合同第九演奏会等その活動は多岐に及んでいる。88年より昭和音楽大学講師。